日本サッカーが抱える練習場問題について話したい

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日によって変わる練習場所。活動場所が自宅からかなり離れていて困る。などサッカークラブなどに所属する方々はわかる話だと思います。実はこれは指導者からしてもかなり深刻な問題です。自前のグラウンドを持つJクラブのアカデミーや、強豪クラブなどはあまり気にならない問題ですが、例えば同じ地域に3~4つのクラブがあるがグラウンドは1ヶ所しかないというクラブにとってはかなり頭の痛い問題です。

実際に先日私の指導するクラブでは、日頃使用するグラウンドで他団体と予約が重なってしまい抽選の結果グラウンドが使用できないという事態がありました。幸い少し離れたところにある運動場が使用できたのでことなきを得たのですが、クラブチームが増えれば増えるほどこういったグラウンド問題は増えていく一方だと思われます。

グラウンドを作ってしまえば済む話だと思われがちですが、日本ではこれがとても難しいと感じます。

  1. なかなかグラウンドを作れるほどの広さの土地がない
  2. 平坦な土地が少なく、山を開いたりする必要がある
  3. 維持費がかかるが、その維持費の捻出が難しい

特に①の土地問題は強く感じます。私がオーストラリアでプレーしていた時はトップチームのカテゴリが3,4部以上のクラブはスタジアム+少なくともスタジアムと同等の広さの練習場1面を各クラブが持っていました。時間をズラしながらチーム内のほとんどのカテゴリが同じ練習場でトレーニングしていました。

これはオーストラリアに平坦な土地が多くあり、土地問題に困らないからこそ可能なことだと思います。

日本で各クラブが自前のグラウンドをというのはかなり難しいでしょう。土地は少なくなる一方でクラブチームやスクールは増え続けているこの状況をどうやれば解決できるのか。答えは全く出てこないのが現状ですが、どうにかして解決しなければならない問題です。

是非日本サッカーのためにみなさんのアイデアやご協力をお願いいたします。

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