0821【写真に残すか、心に残すか】

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綺麗な景色を見た時、珍しいものを見た時、なんでもない日常の時、カメラで写真を撮るのはもはや当たり前のこととなっています。

少し前は写真とはカメラ(携帯電話ではないもの)で撮るもので、カメラの持ち運びは今ほど簡単ではなかったので、写真に収めるものは特別なものという感覚があったように思います。

ですが携帯電話、特にスマートフォンが普及すると写真を撮ることがグッと手軽になりいつでもどこでもシャッターを切ることができるようになりました。

常に持ち歩くことの多いスマホではいつでも写真を撮ることができ、いつでも見返せるようになった反面、写真のありがたみや美しさは失われてしまったような気がします。

本来は本当に美しいと思ったものや、どうしても残しておきたいものを写真に収めるはずが、そういった特別な瞬間から今日のご飯など身近なものまで写真に撮るようになりました。

ですが特別なものと日常は一緒にはできません。特別なものはやはり特別です。いつでも見返すことができたら特別ではありません。

ではどうすれば特別なものになるのか。それは写真ではなく心に残すことです。

心に残らなかった物事はそれはきっと本当に美しく素晴らしいものではなかったということ。私は美しいものを画面越しではなく自分の目で見て、心に残したいと思っています。

自分の目で見て心のアルバムに残ったものこそが本当に美しいものなのです。

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