指導者が理解しておきたい『ハロー効果』■もしかしたら選手の評価に影響している可能性も

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8月も後半に入り暑さも少し和らいできた気がします。指導者の皆さんは充実した日々を過ごしているかと思います。今回は『ハロー効果』について。

皆さんは『ハロー効果』というものをご存知でしょうか。恥ずかしながら、私は日本サッカー協会のB級ライセンスの講習会で初めてハロー効果について知りました。こういう学びがあるから講習会等に参加することの重要性を改めて感じます。

ハロー効果というのは、

ある対象を評価する時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる(認知バイアス)現象のこと[1]。例えば、ある分野の専門家が専門外のことについても権威があると感じてしまうことや、外見のいい人が信頼できると感じてしまうことが挙げられる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%83%BC%E5%8A%B9%E6%9E%9C

ということです。わかりましたか?🤔

サッカーの現場的に考えてみると、例えばある選手がボールを持っている時に自分(指導者)の好みのプレーをします。すると本来その選手はボールを持っていない時のプレーがあまりよくないにも関わらず、ボール保持時に好みのプレーをすることから勝手にオフの時も良い動き(自分の求めていること)をしていると先入観を持って選手を見てしまうことでしょうか。

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私はこの効果について知った時少し怖くなりました。と同時に指導者によって試合に出るメンバーやポジションが異なるのは少なからずこの効果が影響しているのかなとも感じました。

なぜ怖くなったかというと、選手の能力や本来のパフォーマンスを正しく分析/理解できていない可能性が大いにあると考えたからです。

サッカーというスポーツの特性上、プレーの好みというのは人それぞれ存在していると思います。その好みはその人の1つの基準となるわけですが、指導者にとってこの『ハロー効果』は自らの選択肢や指導の幅を大幅に狭めてしまう可能性があるのではないかと思います。

1人で現場を見られる方は特にこの効果について理解をした上で、しっかりと事実を分析し捉えることができているか自問自答する必要があると考えますし、そういった方々に限らずそういう効果があることを知った上で果たして自分はどうかと振り返ることは全ての指導者に必要なことではないでしょうか。

まとめです。サッカー指導者は『ハロー効果』について知っておく必要が大いにある。その効果についてしっかりと知識を持った上で指導に取り組む、振り返るだけでかなり指導の幅は広がるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきあろがとうございました。

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