完璧なトレーニングはある?悩める指導者に救いの手を!

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指導者をされている方々は、日々様々な種類のトレーニングを考えていると思います。情報も簡単に探すことができるこの時代、トレーニングのメニューは数えきれないほど存在するでしょう。そこでふと考えることがあります。完璧なトレーニングは存在するのか。皆さんも考えたことがあるのではないでしょうか。この記事を読んでそんな悩みを少しでも解決してもらえたら嬉しいです。

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これをやれば必ず上手くなるということはない

「サッカーはサッカーをすることで上手くなる」というのはよく言われる言葉ですが、これはおそらくボールを使わない走り込みであったり理論を説明するためのミーティングを極度に多用したところで、実際の試合(サッカー)で上手く意図は限らないということだと思います。しかし、適切なフィジカルトレーニングはフィジカル能力の向上に効果的ですしミーティングを行うこともチームの意思統一や客観的なサッカー理解には必要です。

つまりこのトレーニングだけしておけば絶対にサッカーが上手くなる・勝てるといったトレーニングは存在せず、サッカーに含まれる何らかの能力を伸ばすのに特に効果的であるトレーニングを組み合わせる必要があるのです。

ある意味完璧なトレーニング

全ての要素を含んだトレーニングはないと言いましたが、実はサッカーで起こり得る現象や能力を全て含むトレーニングはあります。それは『ゲーム』です。つまり試合。ゲームこそサッカーでありサッカーで起こり得るありとあらゆる現象やスキルを含んでいます。

しかし逆に言えばあらゆることが同時多発的に起こっていてしかも同じような状況というのが極めて起こりにくいのもまたゲームの特性でもあります。だからこそサッカーは面白くてヒカイのですが、トレーニングの観点からするとなかなかスキルなどが身につきにくい状況でもあります。

身につけたいコトを取り出してトレーニングする

全てが同じように身に付くトレーニングはありません。それは選手個人個人によって違いがあることからも明確です。同じトレーニングをしていても上達に差があったり、身に付くのに必要な時間も違います。得意なことやそうでないこともあります。だからこそサッカーのある部分であったりある場面を抜き取りより身につけて欲しい、出てきて欲しい現象が繰り返しになるようなトレーニングを設計する必要があるのです。

キック、1vs1、5vs5、セットプレー、ゴール前での攻撃、ビルドアップなど細かく見れば何種類にも分けることができると思います。ゲームで起こり得るそれらの事柄を上手く抜き取りながら、けれどもサッカー(ゲーム)からかけ離れすぎないように、そしてそれらのトレーニングをいくつか組み合わせることで完璧に近いものが出来上がっていくと考えられます。

完璧なトレーニングはない!

先ほども記したように、1つで全てを網羅するような完璧なトレーニングなど無いに等しいでしょう。あればプロクラブから育成年代まで同じトレーニングを行なっているし、トレーニングで困ることもないでしょう。けれど実際は毎回のトレーニング内容に頭を悩ませながら、試行錯誤を重ねながらトレーニングを積んでいるのですから指導者も仕事があるし面白みがあると言えます。試行錯誤して、悩んで悩んでできたトレーニングはきっと選手たちにとって成長のきっかけがたくさん散りばめれた良いとトレーニングとなっているはずです。もちろん改善できるところはありますが、いざトレーニングが始まれば自分の創ったトレーニングに自信を持って取り組んでいきたいものです。

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