怒らない指導がいいわけではない。選手が求めるものをどう提供するか。

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近年のスポーツ界はパワハラなどを厳しく取り締まっています。特に育成年代で多いのは『暴力(物理的)』『暴言』でしょうか。どちらとも選手を育てる上で絶対に必要のないことだし、その言動が成長においてプラスの要素を働きかけることはないでしょう。

このスポーツ界の流れを踏まえて、最近では「褒めます!」「怒りません!」というようなフレーズも見かけるような気がします。『褒める』というのは成長にとってすごく必要なことで、成長を加速させてくれる要因の1つだと思います。しかし『怒らない』というのは本当に成長にとってプラスのことなのでしょうか

現在関わっている選手に質問してみました。

「プレーを怒られるとどう思う?」

結構直接的に聞きましたが、ある選手は

「いやです。」「怒る前に言っておいてほしい。」

ある選手は

「次は気をつけようと思います。」「悪かったんだなと思います。」

と選手によって受け取り方、考え方は全く違うようです。怒られることを鬱陶しいと思う選手もいれば、自分のことととして受け止めることができる選手もいるのは面白いと思いました。

プレーに対して感情的にただ怒るのではなく、怒り方は大切です。ですが、怒られるということに対して選手全員がネガティブなイメージを持っているわけではなく、人によっては怒られることも受け止めて成長の糧にできるというのは知っておく必要がありそうです。

選手は一人一人求めているモノに違いがあり、成長のトリガーは何であるかも選手によって違う。だからこそ選手との調和を大切にし、指導者は選手に選手は指導者に良いモノを提供していけるような環境を作っていきたいと考えます。

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