グティという選手

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グティ・エルナンデスという元プロサッカー選手がいます。

左利きのプレーヤーで、レアル・マドリードで10シーズン以上プレーした素晴らしい選手です。

グティのプレーはこちらから

レアル・マドリードの左利きのプレーヤーといえばエジルやハメス・ロドリゲスなどが所属していましたが、グティは彼らのような創造性・キックのうまさだけではなく、ボールを奪うということに長けていたように思います。

動画でもグティの献身的な守備やタックルなどを見ることができます。

グティはその視野の広さと左足から繰り出される、角度のあるスルーパスが華やかで、FWとして活躍したシーズンもあるほど得点に関与することができる選手です。

ですが、グティのスルーパスはなぜか前方に広いスペースがある状態で出されているものが多いです。

その理由がグティのボールを奪う力にあると考えられます。

グティの守備の特徴として、相手がターンした瞬間や前を向いた瞬間に奪っていることが多いです。そのタイミングで奪うことで自分は前向き、相手は後ろ向き(攻撃方向を向いている)状態になり、相手選手の背後では近くにDFがいることはそんなにありませんから、グティは広いスペースでルックアップしてプレーできるわけです。

良い選手は一人でサッカーができると思います。けれども一人でサッカーをするというのは、ドリブルで全員抜いてゴールを決めるということではありません。

ボールを自分たちのものにし、チームに得点を提供することではないでしょうか。提供する方法は自分で決めてもいいし、アシストでもいい。

ボールを奪えなければ勝ちに近づくことはできないのは明確です。なぜなら得点を決めたら相手ボールでスタートするのがサッカーのルールだから。10点取ったら10回相手ボールになります。それを一回でも奪えなければ勝つことはできません。

そしてそれを一人で行うのは難しいから、チームとしてそれに取り組もうというわけです。一人ひとりがその力が大きければ、それはチームとして大変ありがたいのはもちろんです。例えば、カンテとか。。。

だから攻撃ができる選手だけでは勝てないのはPSGが証明してくれています。必要なのはバランス。

そのバランスをどうやって取るかは監督、コーチの仕事だと思います。

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