蒸し暑さが日に日に増してじめっとしている日々が続きます。日本の夏も東南アジアのような過ごし方を参考にしてもいいのかなーと考えたりします。
今回は『いいディフェンダーの条件とは。3つの条件から考えるいいディフェンダー』というテーマで。
あくまでも私の考えるいいディフェンダーの条件ですが皆さんの参考になればいいなと思っています。求める条件は、
- 守備の基本をしっかりと理解し徹底して実践できる
- 攻撃を食い止めるのではなく、ボールを奪い攻撃に繋げることができる
- 自分以外の選手にボールを奪わせることができる
この3つがいいディフェンスの条件ではないかと考えています。
守備の基本についてはサッカーをプレーしたことがない方でもわかると思いますが、ゴールを守ることや相手のマークに付くことなど基本的なことです。その中には、素早く寄せることやインターセプトを狙いその次はコントロール際を狙うなど守備の優先順位も含まれています。大切なのはそれらを理解し徹底して実践できることです。これが3つの中で1番難しいことかもしれません。何しろ人間どこかで「まあ大丈夫でしょ」という気持ちが出てきてしまい、実際大丈夫だった場合に次からやらなくなってしまうことが多いと思うからです。だからこそそれを徹底してできる選手はいいディフェンダーなのではないかなと考えます。
次に『攻撃を食い止めるのではなく、ボールを奪い攻撃に繋げることができる』について。これは私が中学生の頃から自分がプレーする際にも気をつけている事で、背後に蹴られたボールを外に蹴り出して相手ボールのスローインにしたけど「ナイスプレー!」と言われる選手を見て、それを俺ならマイボールの攻撃に繋げられるとずっと思いながらプレーしていました。ある意味いいディフェンスかそうではないかを見分ける自分なりの物差しだったのかもしれません。
現在もその考えは変わっていなくて、リスクや場面によっては蹴り出すことも必要ですが、やはり相手のものを自分たちのものにするというのはサッカーというスポーツで1番効果的なプレーだと思います。そのプレーの中には先ほどの基本的なことを徹底してやることがたくさん含まれていますし、予測という部分も必要になってきます。
最後に『自分以外の選手にボールを奪わせることができる』。これは本当にいい選手であるための条件だと思っています。なぜかというと、他の選手のポジションや状況、相手との関係性まで考え予測しなおかつそれを事前に何らかの方法で伝えておかないと『奪わせる』ことはできないからです。つまり、自分がいい守備の方法や手段を理解/実践しているからこそ、味方選手がいい守備をしているのかそうでないのかを理解できている。これはプロでもなかなかできている選手は少ないのではないかなと思っています。俗に言うリーダー的な選手はこの能力を持ち合わせている可能性が高いとも思います。なかなか選手にここまで求めるのは難しいですが、ここまでできる選手がいるとおっ!と思いますね。
以上が私の考えるいいディフェンダーの条件です。指導者の皆さんの考えることのきっかけになればいいなと思います。お読みいただきありがとうございました。
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