ジュニアユース年代=中学生は心身共に大きく成長/変化する年代の選手たちです。些細なことで気持ちが沈むこともあれば、さっきまでダメダメだったのに急に調子が良くなるとことも多々あります。今回はジュニアユース監督として『選手に影響を与える人物』を私の考えをお伝えしたいと思います。あくまでも私の考えなので色々な考え方があると思います。
ズバリ『育成年代の選手に影響を与える人物』は3つに分けることができると考えています。
- 親
- 友人
- 指導者
この3カテゴリに属する人たちが、特に育成年代の選手には大きな影響を与えると思います。
この中でも特に大きな影響を与えるのはやはり親、保護者の方々だと思います。なぜなら中学生年代であれば今までで1番時間を共にしてきた大人は親であると言う選手が多いからです。やはり選手は親の影響を受けて育つものです。特に物事の価値観であったり人間性の部分は本人の意識とは関係なく基準は親になることが多いと思います。
親と子の関係性なので、良い悪いというのは恐らく指導者である私が言うことではありませんし、実際何が良い悪いというものはないのは皆さんもご理解されているかと思います。その中でやはり『親』は選手のあらゆる側面で影響を与えているということは心のどこかに留めていていただきたいです。
そして意外と盲点なのが『友人』です。特に『学校関係の友人』との関係性や出来事です。これはとても影響力がありながら、指導者側からは全くと言って良いほど見えない部分です。色々な地域から選手が集まるクラブチームでは、チームメイトとの関係性はある程度可視化されていますが、学校での関係はほとんど見えません。そして、1日のうちで1番共有する時間が長いのが学校での友人関係になります。些細な喧嘩であったり、行き違い、彼氏彼女と別れた、あの人のことが気に食わないなど色々なできごとが選手の心に影響を及ぼします。とはいえマイナスな事だけでなく、プラスのことがあるのもこの友人との関係です。誰々と仲良くなって遊んだなどで選手がニコニコしながら練習にやってくることはよくあります。指導者としてはそこに踏み込みすぎもよくないですが、何気なく対話しながら情報収集をするのは大切だと思っています。
最後は『指導者』です。当たり前のことですが、サッカーにおいて選手に1番影響を与えるのは指導者です。指導者の言うことを選手はやっぱりよく聞いているし、理解しようとしてくれています。サッカーを本気で取り組んでいる選手たちであれば、指導者から影響を受けるのはごく当たり前のことだと思います。ここで私が注意していることは『影響を与えようとするのではなくすでに与えていることを念頭におく』ということです。何か影響を与えよう与えようとすると力が入り過ぎてしまい、思わぬ方向に進んでしまいそうな気がします。実際、普段私が意識していないけどよく使う口癖のようなコーチングを選手たちが使っていたりするので、図らずとも影響を与えていることの証拠だと思います。
まとめとして、育成年代の選手に影響を与える事物は3つに分類されると考えます。『親』『友人』『指導者』で、友人の中には指導者からは見えない部分もある。そこを理解してあげるためにも対話を用いたコミュニケーションは非常に重要なことだと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント