サッカーは難しいのか簡単なのか
この疑問は常に頭の中にあります。
サッカーというスポーツを客観的にみると、ボールさえあればサッカーをプレーすることはできます。
そこに、ゴール・プレーヤー・ピッチがあれば試合を行うことができます。
ルールもとてもシンプルで、ゴールにボールを入れたら得点が入り、より多く相手ゴールにボールを入れる、すなわち得点したチームの勝ちです。細かいルールは色々とありますが、サッカーを構成する大きなものはゴールというルールだと思います。
これだけ見ればすごくシンプルなものに感じます。
実際にボールを蹴ってもわかると思いますが、サッカー自体はシンプル・明快なものです。
ですが、なぜだか試合、トレーニングなど本気のサッカーというか、試合のような形式になった途端に難しく感じてしまう方もいるのではないでしょうか。
では、客観的に見たら簡単なサッカーを難しくしている要因は何なのか。
それは我々人間であり、もっと言えば指導者ではないでしょうか。
実際にプレーしているのは1人ではなく、子どもなら16人、大人なら22人が、同時にプレーしています。3人でじゃんけんをするだけでもなかなか勝ちが決まらないのに、22人だったらもっと難しくなるのは当たり前です。
人と人の考えや時間が複雑に混ざり合い、さらにそこに技術という一つとして同じものがない、つかみどころのないものが加わることで難しさは格段に上がります。
また、プレーをしている選手たちはゴールを奪うためにプレーすれば良いはずなのに、プレーをしていない指導者が成功だの失敗だのを外側から言ってしまうから余計に難しく感じてしまうのだと思います。
指導者が目的やタスクを余計に増やしてしまうことで難しいと錯覚してしまいます。
簡単なものでも複数が同時に行うことで難しくなったり、さらにそこに対して外から何らかの影響があると難しくなるのは、サッカーだけではないと思います。
その難しさをどれだけ取り除いていくか、捨てていくかがサッカーの奥深さにつながっていく気がします。
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