最近話題のライフキネティック、略してライキネについてみなさんはご存じでしょうか。
かつて香川真司選手も所属していたボルシア・ドルトムントや、リバプールの監督を務めているユルゲン・クロップ監督もトレーニングに取り入れている、ドイツ発祥の脳トレメソッドです。
研究開発したのはドイツの運動指導者ホルスト・ルッツという方で、自身のスポーツ経験や指導経験、研究結果から、脳トレと運動を組み合わせることで今まで使えていなかった脳の機能を刺激することで運動能力・認知力向上に努めようという考え方です。
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ライフキネティックとサッカーのトレーニングを組み合わせることで期待できる効果はさまざまなものがあり、例えば選手の認知・判断の速度が上がったり、利き足でない方でのプレーやキックがスムーズになったり、集中力が持続するようになったりと既に様々な研究結果が出ています。
また、ライキネの特筆すべき点として4歳以上であれば年齢・体力に関わらずどんな人でも取り組めるという点が挙げられています。
つまり、幼児クラスのサッカーのトレーニングからプロレベルのトレーニングまで幅広く対応・活用していくことができる可能性があります!その中で、目的に応じてレベルや内容を変えていけばより良いトレーニングや選手育成につながるの可能性を感じたので、今回はライフキネティックについてご紹介していきたいと思います。
特徴
ライキネの狙いは、普段使わない脳の一部に刺激を与えて活性化させることにあります。
脳の能力や柔軟性を高めることで、ストレスの緩和や認知力の向上につながるとされています。
要は、眠っている脳を呼び起こすということです。
その方法として例えば色の違うボールを使って視覚を刺激したり、見て判断して動くという認知力を刺激したりと、楽しみながら行います。そして楽しみながら行うことで失敗に対して罪のような意識やダメなものという否定的なイメージではなく、次につながるものとして積極的に捉えることができます。
また、冒頭で述べているように幅広い年代に活用することができるため、例えば1年生から6年生まで全体で同じメニューでウォームアップに取り組むといったことも可能になってきます。
期待できる効果
ライフキネティックのホームページには
- 学習能力向上
- 集中力向上
- 子どもの想像力の開発
- アスリートのパフォーマンス向上
- ストレスの解消・メンタルケア
- 中高齢者の注意力と理解力の向上・記憶力低下予防
- 全ての人のミスの減少
などその効果は多岐にわたるとされています。
あるプロサッカークラブでは実際に取り入れて、選手たちの認知速度・プレーの判断から実行までの速度が上がったという効果が得られたそうです。
もちろんそれ以外にも副次的な効果や目に見えていない部分での効果などもあると思います。
大切なのは、改善したい事象や動き、能力などに対してそれを引き出す課題を与えられているかということだと思います。
期待できる効果はたくさんありますが、ただ形だけ真似したり動画と似たようなことをさせていればその効果を得られるというわけではないというのは理解しておく必要があると思います。
最後に
これまでの内容で、ライキネの特徴と期待できる効果について少しだけご説明できたかと思います。
そして実際に日頃の活動に取り入れてみようと考えた方もいらっしゃるかと思います。実際に私もなんとか取り入れられないかと様々なサイトやどをインターネットで調べました。
ですが、はたして仕組みや理論はある程度理解したけどトレーニングの仕組みやポイント、アプローチの仕方や課題に対する解決の仕方など、重要な部分を知らずに迂闊に子どもたちに対して提供してはいけないという考えに至りました。
ですのでここではトレーニング動画の紹介や具体的な内容などではなく、あくまでライキネの紹介だけさせていただくことにします。
もし興味が湧いた方は、YouTubeなどにもたくさん動画が上がっているので参考にされてみてください。
また、公認トレーナーの方もたくさんいらっしゃるようなのでそういった方々にお話を伺っても良いかと思います!
それでは皆さんもライキネについて興味を持って調べてみてください!
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