トレーニングの最初は1vs1です。サッカーでよく見る場面の一つであり、サッカーの最小単位です。ピッチの様々な場所で行われる1vs1の結果がチームの優劣や、試合の結果に大きく影響します。
トレーニングの内容は非常にシンプルです。10m×8mの長方形のグリッドの中で1vs1を行います。オフェンス側はディフェンス側の守る8mのラインをドリブルで通過すれば勝ち、ディフェンス側はボールを奪ったらオフェンス側のラインを通過すれば勝ちです。ここで求められるのは、オフェンス側は
- ディフェンスの足を見て、反応しにくい方(膝の伸びている側)を選んでボールをコントロールできているか
- ボールと体が違う方向に動いているか
- 1回で抜こうとしていないか
ディフェンス側に求められるのは
- 自分の狙い通りに相手を動かせているか
- 自分の前ではなく横でボールを奪えているか
シンプルなトレーニングですが繰り返し行うことで距離やタイミングがどれくらい、いつなら抜けるのか奪えるのかを体に染み込ませる必要があります。その中で、強度を上げていくことでより実践に近く、プレーの精度や判断のスピードを向上させることができます。
このトレーニングは選手自身がプレースピードを上げることで相手のスピードも上げることができるので、自分自身の取り組みはそのまま自分に返ってくることになります。
チームを作っていく上で大切な厳しさ、激しさを作る最初の一歩としてまずは選手たちの意識や取り組みに対する情熱を見ることもできます。
トレーニングのメインに使っても良いですし、W-upに取り入れても良いかと思います。サッカーの最小単位だからこそ徹底して取り組んでいきたいカテゴリーの1つです。
ぜひ参考にしてください。
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