超絶アスリートフットボーラー!【マルコス・ジョレンテ】

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183cm,85kg,レアルマドリードのユース出身の彼は、同じ街のライバルアトレティコ・マドリードのユニフォームを着て、2020年3月11日のリヴァプール戦で英雄となった。チャンピオンズリーグラウンド16のセカンドレグ、延長戦までもつれたこの試合でジョレンテは2つのゴールと1つのアシストでチームを勝利に導いた。この試合が転機となり、ジョレンテはチームで急激に存在感を増していく。

この試合でマルコス・ジョレンテの運命は変わった。

元々は中盤の底を主戦場とするミッドフィルダーだった。フィジカル能力が極めて高いことは、度々チームメイトたちが話していますがアトレティコに来るまではそこまで注目はされていませんでした。どちらかというとパスやボール奪取などのゲームメイカー的な能力が評価されていました。ところがアトレティコでは全く違ったスタイルへと進化していきます。そのきっかけとなったのがCLでのリヴァプール戦。2得点1アシストの大活躍でチームを勝利に導くと、そこからのリーグ戦では11試合で2得点4アシスト。中盤の底ではなく、右サイドハーフやセカンドトップとしてカウンタースタイルのアトレティコにおいて重要なアタッカーとなっていきました。


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さんYouTubeチャンネルより。

アタッカーとしてのマルコス・ジョレンテの武器はなんと言っても超人的なアスリート能力。時速35キロを超えるスプリントスピードでゴール前まで一気に攻め上がります。また、元々ミッドフィルダーとして評価をえていただけあり、優れたボールスキルはもちろんシュート精度も高く、特に右サイドから逆サイドネットを撃ち抜くシュートはストライカー並みのテクニックです。

また、サイドからの突破は推進力があり、スルーパスに抜け出すスピードは相手ディフェンダーを軽々と置き去りにしてしまうほどの速さがあります。そのほかにも、内側からハーフスペースに抜け出してフィニッシュに絡んでいくプレーも得意としており、2列目あるいは3列目からの飛び出しが多く相手のマークを振り切った状態で飛び出してくるため、相手にとっては非常に厄介なプレーヤーであると言えます。

現在はスペイン代表にも安定して呼ばれるようになっており、ユーロ2020のスペイン代表には右サイドバックとして選出され、本大会でも右サイドバックとして出場しました。カタールワールドカップまで残りわずかとなり、メンバー争いが激しくなってきた現在のスペイン代表でも1-4-3-3のインサイドハーフの戦力として要所で活躍をしています。現在のスペイン代表がインサイドハーフの選手に走力・得点力を求めていることもあり、本大会にも順当に選出されると思われます。

マルコス・ジョレンテも出場したスペインvsスイスのハイライトはこちら。DAZN Japanより。

21-22シーズンは得点こそ少なかったもののチームの主力として戦ったジョレンテ。努力家の彼は新シーズンのスタートから爆発的なスプリントが出せるよう常に筋力トレーニングは欠かさないそう。新シーズンそしてワールドカップに向けてさらなる進化に注目したい。

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