日本時間3月21日早朝5:00から、伝統の一戦『エル・クラシコ』が始まります。それに先立って今回は勝敗予想といくつか解説しながら楽しんでいきたいと思います!
両チームの現状は?
まずは勝敗予想です。現在ラ・リーガを勝ち点66の首位にいるレアル・マドリード。対するバルセロナは勝ち点51の4位です。順位や勝ち点だけでみるとレアル・マドリード優位に感じますが、リーグでの直近5試合の成績はどちらも4勝1分けで好調と言えるのではないでしょうか。またどちらのチームもCL、ELでも勝ち進んでいるのでまさに最高の状態と言えます。
しかし、レアル・マドリードは直前のトレーニングに今季22ゴールのエース、ベンゼマが負傷により欠場との情報が出ています。ヴィニシウスやアザール、大一番に強いアセンシオなどビッグプレーヤーたちが数多く在籍するレアルの中でも近年大エースとして活躍しているベンゼマの不在はレアル・マドリードの攻撃陣にとって大きな痛手であることは間違い無いでしょう。
対するバルサはアンス・ファティ、セルジ・ロベルト、サムエル・ユムティティが負傷離脱しているがこの3人は今季ほとんどプレーしておらず、最近のベストメンバーからは特に離脱等は出ていません。バルセロナはベストメンバーでクラシコに臨めることが予想されます。
予想フォーメーション&見所
予想フォーメーションはこのようになりました。
バルサは直近で結果を出しているメンバーがほぼそのまま。右サイドバックのダニ・アウヴェスが復帰したくらいが変更点でしょう。あとは右ウィングがA・トラオレなのかデンベレなのかですが、今回はデンベレがジョーカー起用されていることが多い点と、レアル・マドリードが、左サイドバックのファーストチョイスであるメンディがメンバーに入っておらず本職でない選手が予想されるため、右サイドを制圧しておきたという意味も込めて、A・トラオレを先発に選びました。
レアル・マドリードは負傷のベンゼマに代わってアザールがCFの位置に入り、右のウィングはL・バスケス、サイドバックはカルバハル、左のサイドバックはマルセロではなくナチョが入ると予想しました。バルセロナの左サイドはJ・アルバとフェラントーレスのコンビがかなり深くまで幅と高さをとって、かつフィニッシュの局面に飛び込んでくるため、ウィングに最近はサイドバック起用の多いL・バスケス、その後ろにカルバハルの実質サイドバック2枚で対応。押し込まれることは覚悟の上の右サイドの編成になると予想しました。
そのためレアル・マドリードの右には広大なスペースを使いながら一人で味方のために時間を使える選手が必要になることから、ポジションこそCFですが実際は右寄りのウイング兼STのような形でアザールが入ると予想。左サイドバックはマルセロではトラオレにもデンベレにも対応できないため、スピードがあって守備で頑張れるナチョを選出して、その内側をよみとスピード、カバーリング世界一のアラバという構成にしました。
見所はやはり両サイドの攻防だと思います。幅と深さの取り方、そこからのコンビネーションと迫力あるフィニッシュが武器のバルサの左サイドをレアルがどれだけ対応できるか。それからバルサの右サイドのパワー型の突破からのクロス、それに斜めから走り込んでくるデヨングを誰がどうやってみるのかでしょう。シャビバルサで顕著に見られるサイドからのクロスとクロスボールが入る前の横パスと同時に走り出すデヨングの3人目(4人目)の崩しをレアルがどう対応するのかはかなり見ものでしょう。
そしてピッチ上でのペドリの魔法をレアル・マドリードの選手たちが経験と迫力で抑え切ることができるのか。注目です。
レアル・マドリードはヴィニシウスの個の力、あるいはアセンシオのミラクルが頼みの綱になってくるでしょう。どちらにせよリンクマンのベンゼマがいない分、1人で頑張らないといけないのは確かです。
勝つのは?
個人的にはバルサが勝つと思っています。やはりベンゼマ不在のレアル・マドリードは得点力は半減するでしょうし、守備陣もベストメンバーではないので90分のうちどこかに致命的なミスが出てしまうと思います。前線で繋いでキープして点とってのベンゼマがいないのは致命的です。
バルサは怪我人もなく、百戦錬磨のアウヴェスも復帰してゲームに落ち着きと変化を与えてくれるため、よほどのことがない限り得点を奪えるでしょう。攻撃に人数をかけてゲームを運べるため、ヴィニシウスのカウンターには注意が必要ですが攻め切ってしまえば問題ないでしょう。
以上のことからバルサが勝つのではないかと予想します。
しかし、サッカーは不思議なスポーツでやってみたら全然違うなんてことはよくあります。結果が驚きのものになっても、それはそれで面白いです!
それではみなさんサッカーを楽しみましょう!!
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