常にボールと人が動き続ける中でプレーするサッカーというスポーツにおいて、PK(ペナルティーキック)とFK(フリーキック)はボールが静止した状態で、キッカーに直接的なプレッシャーがない状態で蹴ることができる絶好の得点機会です。
その中でもFKは技術と駆け引きを駆使してゴールを決めることができればチームのヒーローとして祭り上げられること間違いなし!今回はフリーキックから得点するコツや参考にしたい選手をご紹介します。ちなみに私は小学生の頃から無回転のブレ球を得意としていました(どや😤)
直接ゴールを狙うために知っておきたいこと
フリーキックと一言で言っても種類があるのはご存知でしょうか?
直接フリーキック
一般的に静止したボールを直接ゴールに蹴り込んでいるのはこの直接フリーキックという種類のFKです。
- 過剰な接触や不用意なチャージなど
- 危険なプレー
- ハンド
上のようなプレーで主審によってファウルの判定があった場合に直接FKが与えられます。
間接フリーキック
直接ゴールにボールが入っても得点にはならないFKです。他の競技者がボールに触れる必要があります。
- 危険な方法でのプレー
- 接触を伴わずに相手競技者の進行を妨げる
- ゴールキーパーが手からボールを離すのを妨げる
- ゴールキーパーが手や腕で6秒を超えてコントロールする
- オフサイド
FKはこの直接FKと間接FKの2種類があり、今回記事内で離すのは直接FKの方です。
自分の得意な距離と位置を把握する
FKはどこからでもゴールに向かって蹴れば良いというわけではありません。自分のキックの特徴や利き足は直接FKを蹴る上で大切な要素です。もし得意なゾーンであれば積極的に狙いたですが、そうでない場合はより得意なチームメイトに任せましょう。あくまでサッカーはチームスポーツであるということを忘れずに。
球種から考える
FKは大きく分けて3種類に分けることができます。
- 無回転系
- カーブ系
- ドロップ系
無回転系
「ブレ球」と呼ばれる類のFKで、日本では本田圭佑選手のブレ球が有名かと思います。ボールに回転のかからない蹴り方をすることで、ボールに空気の抵抗が大きく働き、その力を受けてボールが不規則に変化する「ナックルボール」のような動きをします。GKにとっては予測が困難なため処理の難しいボールです。
カーブ系
FKで1番見かけることの多い球種かもしれません。ボールを意図的に曲げるキックを行うことで、ゴールキーパーの手元から離れるようなボールを狙うことができます。
1番のメリットは狙ったポイントにキックを飛ばしやすいということです。ただし、ボールスピードが遅すぎるとGKにとっては簡単に処理ができるボールになってしまいます。
ドロップ系
ボールに意図的に縦回転に近い回転を加えることで、ボールを縦にストンと落ちるようなボールの球種です。
FKの際に相手選手が作る壁を超えて急激に落ちるようなボールは、GKからはボールが急に現れるような感覚になるので反応が遅れてしまいます。ただ、ドロップボールはかなり技術が必要なキックであることは忘れてはいけません。
参考にしたいキッカーたち
それではプロの世界で活躍している、参考にしたいキッカーたちをご紹介します。
ジェームズ・ワード・プラウズ
イングランドナンバーワンのフリーキッカーは彼で間違い無いでしょう。ガーブ系やパワー系などキックの種類も多く、キックモーションは同じままコースを打ち分けることもできるなど、キーパー泣かせのキッカーです。
ハカン・チャルハノール
近年はFKからのゴールはあまり見られませんが、ブンデスリーガ時代は圧倒的なFK精度を誇っていました。ドルトムント戦ではハーフライン付近から無回転FKを決めるなど、職人の域に達していました。
ギャレス・ベイル
ギャレス・ベイルもFKが上手い選手でした。ベイルのFKはキーパーの手元から離れていくような「ジャイロボール」のような回転がかかったキックです。
体を鞭のようにしならせてボールを蹴り出すフォームは一見難しいように見えますが、軸足の抜き方などはかなり参考になります。
ジュニーニョ・ペルナンブカーノ
FKの王様は間違いなくジュニーニョ・ペルナンブカーノでしょう。どこからでもどんなボールでも決めてしまうまさにFK職人。ピルロ(元イタリア代表)も彼のFKを参考にしていたとか。
まとめ
まだまだFKに長けたプレーヤーはたくさんいます。ベッカム、C・ロナウド、メッシ、ロベルトカルロス、、、
ジダンはFKのコツについて『壁の頭を狙え』と以前語っていました。こういうレジェンドたちの言葉にもFK上達の秘訣があるかもしれませんね。
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