ミランの新たなトレードマークとなれるか⁉︎【ルカ・ロメロ】

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23-24シーズンも各チームが補強&プレシーズンマッチを通して着々と準備が進んでいます。

一昨シーズンにはセリエAのタイトルを2010-2011シーズン以来に奪還。2連覇を目指し黄金時代の再スタートかと思われた22-23シーズンは、爆発的な強さでナポリに”スクデット”を奪われてしまったミラン。セリエA奪還に大きく貢献した“神”であり“王”であったズラタン・イブラヒモビッチがついに引退。昨シーズンまでの主力であったブラヒム・ディアスは活躍が認められてレアル・マドリードに帰還し、中盤でこれから長くミランを支えていく存在だと目されていたサンドロ・トナーリがまさかの移籍(→ニューカッスル)とチームは作り直しを余儀なくされています。

そんな中、プレシーズンマッチから好調を維持しているのが新加入のルカ・ロメロです。ミランvsレアル・マドリードでは得意の左足から豪快なミドルシュートを決めるなど新シーズンに期待を持たせてくれる活躍を披露しています。

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久保建英とも共演したレフティー

ルカ・ロメロ(Luka Romero)は3歳でスペインに移住しサッカーを始め、10歳でマジョルカの下部組織に入団。2020年にはレアル・マドリードとのアウェーゲームで15歳219日というリーガデビュー最年少記録を打ち立てました。

マジョルカ時代には日本代表の久保建英と共演し、神童×神童として話題となりました。久保と同じく左利きで左右のサイドどちらともプレー可能。身長は久保よりも低く165cmですが肩幅の広いゴツっとした体型で、『人間魚雷』なんて呼ばれたりしています。

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スペイン/アルゼンチンの国籍を保有していますが、U-15代表の頃からアルゼンチンを選択しているので、今後もアルゼンチン代表として活動していくことが予想されます。

突き進むドリブルはまさに『魚雷』

ロメロのドリブルは一言でいうと「魚雷」。ネイマールのように相手をいなしながらヒラリとかわすでもなく、ムバッペのように圧倒的なスピードで置き去りにするわけでもない。目の前の相手をまるで相撲のように押しのけていくイメージがピッタリでしょうか。特徴的なのはドリブル時の”姿勢”。通常ドリブラーも周囲の状況を認知しながらプレーするために、自然と顔や上半身が上がり背筋がやや斜め前に前傾するような格好になります。しかし、ロメロはそれに比べてかなり前傾姿勢のドリブルを行います。

この前傾姿勢が彼のドリブルを「魚雷」たらしめている理由で、極端に言えばボールよりも自分が先に進み道を切り開くようにしてドリブルをしています。相手の前に体を捩じ込んでいくようなドリブルでグイグイと進むプレーは、相手DFからするとボールに触ることができないため非常に厄介です。

手薄な右ウイングの1番手となれるか

現在ミランは右ウイングが手薄な状態なのは間違いありません。正確にはスクデットを獲った21-22シーズンも人材は豊富だが絶対的な選手はいない状態で、良く言えば「ローテーション可能」だが実際は左のウイングに比べてインパクトは薄いといった感じ。左にはラファエル・レオンというミランの顔がいる分余計に右が薄く感じるというのが現状。

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右ウイングの強化を狙い早くも補強を行っており、チェルシーからプリシッチを獲得、ラツィオからルカ・ロメロを獲得と積極的に補強しています。その中でもロメロは右ウイングの3番手くらいでどちらかというと今後のことも考えた若手の補強といった感じだったと思います。しかし、プレシーズンでの好調さを見てピオリ監督も頭を悩ませるかもしれません。

赤黒の未来

ロメロはまだ18歳と非常に若いながらもスペインやイタリアの1部リーグ、国際舞台も数多く経験している非常に有望な若手であることは間違いありません。ですがそれと同時にまだ実際にプレーしている時間や回数はそこまで多くないという現実もあります。今シーズン彼がチャンスを与えられ、そのチャンスを活かしてプレータイムを増やすことができれば有望な若手から重要な戦力あるいはスターへの扉を開くのではないでしょうか。復活しつつあるミランで希望の光となれるのか『ルカ・ロメロ』に注目です。

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