11月21日(日本時間)に開幕するカタールワールドカップ。各国の代表選手にも注目ですが、今回はカタールワールドカップで使用されるスタジアムに注目してみます。カタールといえば豪華で華やかなイメージですが使用されるスタジアムは一体どのようなものなのでしょうか。
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スタジアムは8つ建設!冷房完備の快適空間
スタジアムは1つの既存のスタジアムを改修、7つを新たに建設し合計8つの会場が用意されています。スタジアムはカタール全土に点在していて、首都ドーハから1時間程度でアクセスできるようです。
また40度を超えると言われるカタールの暑さに対応するため、スタジアムにはなんと空調設備が整備されているそう。選手のベストパフォーマンスを引き出すためにも、そして観客が安全にサッカーを観戦するためにも暑さ対策は必須でしたので、まさに完璧なスタジアムと言えるのではないでしょうか。
スタジアムの場所はこちら!
🔜それではスタジアムを見ていきましょう!
①ハリーファインターナショナルスタジアム
1976年に建設されたスタジアムでこれまでに世界陸上や2019FIFAクラブW杯カタールの大会も開催されてきました。
スタジアム上部の2つのアーチは改修後も残され、その下には大きな張り出し屋根を設置することでスタジアム内の冷房設備をサポートしています。
- 3位決定戦のほか複数試合が開催される
- ドイツ vs 日本
- 日本 vs スペイン
- 40,000人収容
- ドーハから西に約5kmに位置する
②アルバイトスタジアム
スタジアム名の由来はかつてカタール沿岸の遊牧民が使っていたテント「bayt al sha ar」からきています。
敷地内には総合運動場であるアル・バイト・パークが広がっており、広大なプレイグラウンドやランニングコース、ラクダ乗りのコースがあります。
- カタールワールドカップ開幕戦のほか、準決勝などが行われる
- イングランド vs アメリカ
- スペイン vs ドイツ
- 60,000人収容
- ドーハから北に約35kmに位置する
③アルジャノブスタジアム
スタジアムのデザインは伝統的なダウ船の帆をイメージしているそう。
冷却システムと開閉式の屋根により一年中快適に使用できるスタジアムとなっています。
スタジアムは新たに建設された高速道路と鉄道に繋がっており、ドーハから簡単にアクセスすることができます。大会後は上部の席は海外のサッカー開発プロジェクトに寄贈される予定です。
- ラウンド16の試合などが開催される予定
- フランス vs オーストラリア
- ガーナ vs ウルグアイ
- 40,000人収容
- ドーハから南に約22kmに位置する
④エデュケーションシティスタジアム
スタジアムのファサード(外観)は三角形の幾何学模様で、太陽が動くにつれて色が変わって見えます。
最先端の冷却技術が導入されており、大会終了後は学生や教職員などの地域社会のスポーツの拠点となる予定。
- 準々決勝のほか複数試合が開催予定
- デンマーク vs チュニジア
- 韓国 vs ガーナ
- 40,000人収容
- ドーハから北西に約7km
⑤アルサマーマスタジアム
スタジアムのデザインは中東の男性や少年が着用する伝統的な織物のガフィヤをモチーフにしています。
スタジアムの近くにはこの地域がスポーツの拠点となるよう商業施設などが建設される予定です。
- 準々決勝のほかラウンド16の試合を開催予定
- セネガル vs オランダ
- スペイン vs コスタリカ
- 40,000人収容
- ドーハから南に12kmに位置
⑥スタジアム974(ラスアブアブードスタジアム)
ドーハのスカイラインを一望することができるスタジアムです。なんと輸送用のコンテナと鉄骨を組み合わせて建設されており、革新的なスタジアムとなっています。
大会後には完全に解体することができる子女樹初のスタジアムです。同じ収容人数のスタジアムを別の場所に立て替えたり、規模を縮小して建設できる柔軟性のある設計になっています。
- グループステージ6試合とラウンド16の1試合の合計7試合を予定
- ポーランド vs アルゼンチン
- ブラジル vs スイス
- 40,000人収容
- ドーハから東に約10kmに位置する
⑦アハメドビンアリスタジアム
スタジアムの外観は家族の大切さ、砂漠の美しさ、国内外の貿易などさまざまな側面を象徴しています。
テニスコートやサッカー場、屋外ジム、陸上競技場などが整備される予定で、カフェもオープンする予定です。
- ラウンド16の試合やグループステージの試合が行われる予定
- 日本 vs コスタリカ
- クロアチア vs ベルギー
- 40,000人収容
- ドーハから西に20kmに位置する
⑧ルサイルアイコニックスタジアム
ランタンの特徴である光と影の相互作用からインスパイアされた外観が特徴のスタジアム。
収容人数80,000人はカタール最大規模の会場で、決勝戦の会場でもある。
最先端の設備と、大会後はスタジアム敷地内に新たな住宅や学校などのコミュニティスペースを建築予定としています。
- 決勝戦の開催地
- サウジアラビア vs アルゼンチン
- ポルトガル vs ウルグアイ
- 80,000人収容
- ドーハから北に20kmに位置する
サステナビリティを意識したスタジアム
いかがだったでしょうか。
カタールワールドカップは持続可能な社会の実現のために大会後は再利用可能なスタジアムの建設や、スタジアム周辺の森林の環境保全と両立することを目指してきました。
その取り組みはコンテナの再利用や解体可能なスタジアムなどはっきりと見て撮ることができます。
その上で空調設備や豪華な外観を伴っているという新時代のスタジアム像を体現しているのもカタールならではと言えます。
選手たちのプレーだけではなくスタジアムや地域に注目してみるのも面白いかもしれませんね🔄
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