2022ワールドカップに先立って行われた、グループリーグ抽選会。
日本は、ドイツ・スペイン・コスタリカ/ニュージーランドのプレーオフ勝者と同居するという予選突破が難しいグループに入りました。
序盤でつまずいたアジア予選をなんとか勝ち抜きホッとしたのも束の間、まさかまさかの組み合わせとなり、ワクワクした思いの人、落ち込んでいる人それぞれかと思います。
しかし、日本のいるグループEは本当に死の組なのでしょうか。
昨年行われたユーロ2020(コロナで1年延期)ではスペインはベスト4、ドイツはトーナメント初戦で敗退と望んでいたような結果を出せていません。
ですが、スペインはその後世代交代がかなり進み、ペドリやガビ、フェラントーレスなどバルセルなで主力となっている選手たちを中心に力をつけてきているといえます。
ドイツも長く続いたレーブ政権から、バイエルンでCLやブンデスリーガを制したフリックにバトンが渡され、強いドイツが戻ってきた印象です。
どちらも前回大会、前々回のような大会前の不穏な空気は一切なく、万全の状態で望んでくることが予想されます。
また、コスタリカ・ニュージーランドのどちらが上がってきても、日本の脅威となるのは間違いありません。
ここまでは相手国の話でしたが、我々日本も実は海外からの評価は高いようです。
いくつかの海外メディアでは、グループEを”死の組”とした上で、理由を次のようにあげています。
- 近年ワールドカップで結果を出している、スペイン・ドイツが同じ組にいること
- アジアナンバーワンの日本がいること
- コスタリカ・ニュージーランド共に各国主要リーグでプレーする選手が多数いること
海外メディアから見ると、日本も多くの選手がヨーロッパでプレーしており、実力はアジアナンバーワンであると評価されているようです。南野や久保、鎌田など有名な日本人プレーヤーは多くいるというのが現状です。
つまり、死の組であることは変わりないが、日本はその死の組と呼ばれるグループの要因の一つであると見るのが妥当でしょう。海外メディアからすれば、挑戦者や格下などという優しい扱いではなく、実力のある国の一つであり結果が注目される国の一つなのです。
負けたら準備不足・実力不足・力不足という評価をされるでしょう。勝てば金星などではなく、日本の実力。そういう戦いを期待していいのではないでしょうか。
前回大会の負けから日本は変わったと言われるような戦いを期待したいところです。
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